自分がクレイマーになった話し

皆も注意!自身がクレーマーにならない為の大切な事

皆も注意!自身がクレーマーにならない為の大切な事

クレーマーというと良いイメージをする方は少ないと思います。

かく言う私もクレーマーには一度だって会いたくないと思うくらい強く嫌悪しております。

しかし、1年前に私の身に起きた、とある出来事によって所謂クレーマーというものに関してとても考えさせられることがありました。

今回は、その時の出来事とその結果行きついた結論についてご紹介をさせていただきたいと思います。

私という人間

皆も注意!自身がクレーマーにならない為の大切な事

結論を述べる前に、先ずは「私」についてご紹介させていただければと思います。

私は1年前に営業の仕事に就いておりましたが、退職をして、現在は販売員に従事しております。
性格としては、ずばり真面目な人間、らしいです。

と言いますのも自身ではそう思ってはおりませんが、仕事仲間や両親からそう言われるのです。

私自身としては、怠け者でせっかち、かつマイペースな性格だと自覚しておりましたので、真面目とは似ても似つかない性格だと思っております。

君の事はいいから早く結論を述べてほしいという声が聞こえてきそうなので、
私の事はここまでに留めておきますが、後ほど関係してくるので覚えておいてください。

結論として私が思うクレーマーとは、

「怖がりな人」

という事です。

何故そう思うかは、この後にご紹介する出来事に併せてお伝えしましょう。

まさか自分が?

皆も注意!自身がクレーマーにならない為の大切な事

最初の紹介で私が1年前に営業の仕事に就いていたとお伝えしたと思いますが、
お客さんとの接点がやはり多い為、クレーマーに会うこともありました。

そんな営業のお仕事の内容としては訪問販売であり、
お客さんから日々冷たくされる毎にストレスを少しずつためていたのです。

さらに仕事の結果(お客さんから成約を取る)が出ないと、上司から詰められる始末。

正直仕事をしていて精神的に限界でした。

そんな時、私はついに退職をしようと決意し、上司にその事を相談したのです。

すると上司からは、

「甘いな。そんなんじゃどこ行っても同じ結果だよ」

と冷たく言われてしまったのです。
その時、私の中の何かのスイッチが入ってしまったのでしょう。こう言い返してしまったのです。

「そういう言い方をするからモチベーションが下がるのではないでしょうか?」

私はつい口をついてそのような言葉が出てしまいました。

勿論上司は嫌な顔し、このように返されました。

「人のせいにするなよ。それじゃあ結果も出ないわ」

今思い出すと恥ずかしいですが、この時私は怒りが頂点に達してしまい、

「だからそういう言い方をするから辞めたくなるんでしょう!」

と怒鳴り気味に言ってしまったのです。

しかし上司は意にも返さず笑いながら、

「分かった分かった、俺が悪かったんだね」

とこちらを嘲笑するような態度だったので、
ますますイラっとした私は今までの不満を全て言い放ってしまいます。

「言っていることがコロコロと変わるし、対応するこちらの身にもなれ」
「何でいつも人見下したような喋り方をするんだ」
「この前も仕事を押し付けただろう」

今思い出せば、下を俯いてしまうくらい恥ずかしいのですが、
社会人であるにも関わらず、勢いに任せて相手に怒鳴ってしまったのです。

ただこの時です。

私は怒鳴ってしまいながらも、心のどこかでやってしまったという強く感覚を感じておりました。そしてだんだん怒鳴っているうちにこの後どうなるんだろうという恐れが強くなっていったのです。

そして最後には、それを見ていた周りの従業員から

「落ち着けよ!!!」

私は、一瞬でシュンとなります。
しかし、次は別の怒りが湧いてきました。

(何であいつが悪いのに俺がそんな風に言われなきゃいけないんだ…)

その日はある意味修羅場と化したわけですが、私はその日をもって退職することになりました。

クレーマーとは

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さて、皆様は先ほどの出来事を聞いてどう思われましたか?

社会人としてあるまじき行為だと誰もが思ったことでしょう。

私は、自宅でずっと考え込みました。

(俺が真面目?真面目にやっても結果は出ないし。それに本当は手も抜きたいし、マイペースでやりたいのにそんな調子でやったら怒られるからこそ、真面目にやるんじゃないか。真面目なんじゃなくて、真面目に仕事をするのは当たり前だろう)

上記のような考えがグルグル回り、これに加え、あの時上司に対してまるでクレーマーのように怒鳴ってしまったことにとても後悔をしました。

(まるで、クレーマーだったな俺…)

クレーマーに対してひどく嫌悪していたはずなのに、自身がそうなってしまった。
私は本当に落ち込みました。

ただその後、少し落ち着いた時に私はふと思ったのです。

(あぁ、俺は怖かったんだな。これ以上責められるのが)

私がクレーマーになってしまった理由を考えた時に心当たりがあったのです。

「人のせいにするなよ」

この言葉に「こちらは頑張っているのにこれ以上責めるな、もう責められたくない、何で俺が責められなきゃいけないんだ」という思いが非常に強くなったのです。

だからこれ以上責められないようにする為、逆にこちらが被害者だと自身を体現し、
相手を非難することによって、こちらがこれ以上責められないようにしたのです。

そんな結論に達した時、私は自身の行動に対して改めて恥ずかしくなりました。

そして、今まで会ったクレーマーの正体が分かったような気がするのです。

「クレーマーとは常に自身が批判する側に回ることで、自身が責められないようにしている人のことなんじゃないか?」

私はこのように結論付けました。

そう思ったら、少しずつ気持ちが落ち着いてきたのです。
そして何より、自身が次はそうならないようにと強く心に思いました。

「責められるのが怖い」

この気持ちが強ければ強いほど、必死に責める側に回ろうとしてしまうでしょう。

結果は退職になってしまいましたが、私にとってこの出来事はとても良い教訓になったのでした。

最後に

皆も注意!自身がクレーマーにならない為の大切な事

以上ここまで、1年前に私の身に起きたとある出来事と私なりのクレーマーに対する考えをお伝えさせていただきました。

私は、仕事をマイペースにやりたかった。
だけど、「責められないよう」に真面目に取り組んできたつもりだった。
意識の底にはマイペースで仕事をしたらきっと怒られるから、
マイペースでやった時に責められることが怖かったんでしょう。

責められるのが怖いから責められないように相手を批判する側に回ってしまう、
これがクレーマーの正体だと私は思っております。

今回の教訓を活かして、この先をもう一度歩いていきたいと思います。

diary.st著