突然ですが、皆様はクレーマーに会ったことはありますか?
勿論、会いたくない存在ではありますが、
もしかしたらそんな自分自身がクレーマーになってしまう事があるかもしれません。
かく言う私も、一度そのような事がありました。
今回は私がクレーマーになってしまったとある出来事に関してご紹介しましょう。
就活難
当時私は30歳。
なかなか自身の納得できる職場に巡り合えず、転職を繰り返しておりました。
(ここも落ちたか…)
その時に在籍していた販売職の職場においても上司とそりが合わず、
日々嫌な思いばかりしておりました。
ついには上司の嫌味や態度もエスカレートしてきたので我慢が出来なくなり、
就活して次の職場が決まったら、今所属している職場を辞めようとしていたのでした。
しかし就活は厳しく、良いと思った条件の求人も面接や書類選考で落ちてしまいます。
(はぁ…どうしよう…)
私は、精神的に追い込まれておりました。
そんな時、たまたまネットで検索をしていた時にとある派遣会社を発見します。
派遣会社においては未経験で仕事を案内してもらえる会社は少なく、
ましてや転職を繰り返していると登録すらさせてもらえませんが、
今回の派遣会社はそんな自分にも求人を紹介してくれるような状況でした。
しかし、その派遣会社が悲劇の始まりだったのです。
希望の光?
先程もお伝えしたように、
派遣会社は応募する求人に対して少しでも自身の経験が無いと案内してもらえません。
何故なら出向先(実際勤める場所)が未経験では無くて、
ある程度経験を持った方の応募に限定しているからです。
私が気になった求人は化粧品の販売員でしたが、
私に販売員の経験があったので何とか紹介してもらえました。
これは私の感覚ですが、自身で直接企業に応募するより、
派遣会社を通して求人に応募する方が基本受かりやすいです。
(よし、是非ここで受かりたい!)
私は、心の中に微かに残っていた希望を持って、その求人に賭けることにしました。
今回のお話は、実際にその派遣会社の担当者と対面で話になるまでの過程が重要なので、
流れを下記に記しておきます。
①派遣会社に連絡を取るが、12月末の連絡だったこともあり、
詳しい話は、1月中旬にすることになる。(メールでやり取りしています)
※まだ求人にエントリーすらしていないのに1月まで待たないといけませんでした
②1月15日くらいになり、派遣会社の担当から以下の内容がメールで届く
●とりあえず状況を対面で詳しく聞きたいので、この日時間が空いているかどうか?
以上これだけです。
これだけと言っている理由は、後で分かりますので、
この後は実際に派遣会社の担当者と対面した時のお話に移りましょう。
信じられない言葉
私は、派遣会社の担当者とやっとの思いで対面することができ、
緊張半分、嬉しさ半分といったような心の面持ちでした。
因みに対面した場所は駅中にあるカフェで、隣のお客さんとの距離も近い状況です。
しかし、その気持ちを無下にするような言葉がその担当者の口から出たのです。
「では、履歴書と職務経歴書を出してください」
(えっ?)
私は突然の言葉に耳を疑いました。
(今日は、紹介と就活の状況を聞くカウンセリングのような話のはず…)
私は一瞬身体が硬直してしまいましたが、一応参考にしてもらおうと思い持ってきていた履歴書のコピーがあることを思い出して、とりあえずそれを担当者に出したのでした。
すると担当者の態度は豹変しました。
「これは、コピーだろ。舐めてるのか?」
私はこの時、周りにお客さんが見ている中で本当に地獄に居る感覚でした。
ここの話を広げても本題から逸れてしまうので、状況を以下にまとめます。
★私(筆者)側の認識
⇒今日の対面はカウンセリングで、応募したい求人はあったが、別の求人とも比較しながら紹介をしてくれると思っていた。メールとのやり取りでも履歴書を持ってくるなどのお話は一切無し
★担当者の認識
⇒私がこの求人に応募することを決めていて、履歴書などを通して面接をする予定だった。
そんな中、私がコピーの履歴書を出したのでふざけるなとお怒りになる。
周りにカフェのお客さんがいる中でその担当者は突然怒り出し、聞いてもいないことを勝手に喋り出した挙句、その対面は担当者が一方的に怒って帰るという結末になりました。
私もそんな中動揺し、今回のお話は紹介などのお話のはずだと言えればよかったのですが、委縮してしまい、ただただ相手に言い負かされてしまったのです。
その後、私はせっかく1月まで待ったのにという思いと、
あまりに理不尽な結果に怒りを抑えきれなくなってしまいました。
そして、その後その派遣会社に怒りの電話を掛けたという流れになります。
報われないクレーマー
私は、怒りに任せて派遣会社に電話をしました。
勿論、怒鳴るなどはしておりません。
最初出た受付の女性に状況を説明し、このままでは納得出来ないと詰め寄りました。
私が詰め寄った点は以下の通りです。
①せっかくいい求人を見つけたのにその機会を仲介の派遣会社に台無しにされた。
②これで出向先の会社へは応募出来なくなったし、印象も悪くなった。
③メールでのやり取りで履歴書持参などの文言は一切無かった。
私が受付の女性に詰め寄ると、上司に代わってもらうことになりました。
しかし、その上司の言う事は解決にならない事ばかりでした。
①本来ならメールで履歴書を持ってきてほしいなどの内容を伝えるシステムになっているはず
②そう言われても別に出向先に応募出来なくなったわけでは無いので問題無い
③挙句の果てにはじゃあどうすればいいのですか?と開き直る
(電話相手もやる気が無さそうな雰囲気)
私は、何度も何度も相手に自身の意見を主張しましたが、きちんと謝ってももらえず、
まるでこちらがクレーマーであるかのような態度を相手が取るので、
最後には自身が諦めるしかなく、怒りを更に貯めた状態で電話を終えることになったのでした。
自身への戒め
以上ここまでが、私がクレーマーになってしまったとある出来事に関してご紹介でした。
今思ってもやはり納得できない内容です。
しかし、そんな営業が所属している派遣会社に登録しなくて良かったと思うことにして、
何とかその怒りは抑えたのでした。
今回の教訓としては、
●どんな形であれ、自身も相手に怒りをぶつけてしまう事が在り得るということ。
●もしその事に対して後悔しているなら、自身の考え方ともう一度向き合うこと。
●そして何より、クレーマーを見た時にその気持ちを分かってあげるのではなく、
逆にこうなってしまってはいけないと冷静になること。
以上が私の得た答えでした。
クレーマーは、様々な場面で登場しますが、
自身がそのクレーマーにならないような精神力と意識を持っていきたいと思います。
diary.st著